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2006.05.20

ダ・ヴィンチ・コードと最後の晩餐

J0382965 このクラッカーのように見えるのは、ユダヤの人たちが過ぎ越しと言うお祭りの時に食べるイースト菌の入っていないパンです。これと、ぶどう酒、子羊のすね、苦菜などを食べる習慣がありました。(出エジプト12章)

聖書で、イエスが最後の晩餐をしたのは、この過ぎ越しの祭りの食事でした。

当時のユダヤでは祭りのように人が集まって食事をする時は、低いテーブルがコの字に置かれ、コの字の下の左手が入り口、そこに一番近い席は給仕役の席・・。向かい側のテーブルが主賓席、その両サイドは側近の席だといわれています。

イエスは最後の過ぎ越しの食事の時、コの字の一番上のテーブルの真ん中に座ったと考えられています。そして、端にはいつもイエスの近くにいるヨハネ、イエスの左手にはイスカリオテのユダ・・。 同じ鉢に手を浸すのは隣同士で行うことなのです。(マタイ26:23)

西洋式のテーブルや椅子は、当時の彼らの文化ではありませんでした。低いテーブルの回りに左わきを下にし、横たわるような形で食事をしたのです。パンも上の写真のようなもの。実際の最後の晩餐(過ぎ越しの食事)は、ダ・ヴィンチの描いたものとは随分異なったものだったと思われます。

チョッと硬い,どうでも良いような事を書きましたが、最近の「ダ・ヴィンチ コード」に対するマスコミの過熱報道ぶりには、あきれてしまって私も少し書いてみました。著者のダン・ブラウン自身が「これは小説です。故にフィクションです。」「ここで触れているイエスについてのアイデアは、ずーと言われてきたもので、私自身のものではない。絵画、建築物、儀式(資料の真偽は定かでないが)などは実際に存在するが、登場人物の理論が正しいかどうかについては何も結論づけていない。それは、読者がどう取るかに委ねられている。」と言っているのに・・。

「最後の晩餐」は、ダ・ヴィンチの豊かな創作力の賜物と思いますが、聖書の記述とは随分違うかなと思います。美術作品としては素晴らしいものでしょうが、それをもとに「今、真実が明かされる・・」とは・・・ね。フィクションとしては面白いんでしょうが・・・。あまりの本の売れ行きと、論議に、ダン・ブラウン自身が一番驚いているみたいですよ・・・。笑

   参1:聖書の世界とイスラエル 
        クラレンス・H・ワグナーJ著 いのちのことば社)

   参2:  ダン・ブラウン オフィシャルサイト

    

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コメント

映画観ますか?
私は・・・う~ん、どうだろう
多分、見ないだろうな
 
最後の晩餐って
よく目にする絵のとおりだと思ってました
知らない私が見るには何の違和感も感じませんが、やっぱり気になりますか?
 


投稿: つばさ | 2006.05.20 20:14

つばささん
コメントしにくいかなと思っていました。
でも、してくれてありがとう。

映画は多分見ないかな~。
最後の晩餐の絵自体は芸術ですから
全然気にならないです。
気になるのはマスコミの取り上げ方ですかね。

友人の子が学校の友達に言われたり・・。
別の友人(クリスチャンではない)も、
「これ事実に基づいているってあるけど・・」
って聞いてきました。
この手のものは、何世紀も
ずーと出ては消えしていることで
ダ・ヴィンチ・コード自体はその一つに過ぎない事です。

殆んどの人も、只ストーリーを
楽しんでいるだけだと思います。
本も絵画もそれ自体は芸術なので
そのままにしおけばいいのに・・。
やっぱり、人はスキャンダルが好きなんでしょうね。

長いコメントになってしまいました。


投稿: Bamboo-shoot | 2006.05.20 21:23

昨夜も ダ・ヴィンチ コード を取り上げているテレビ番組がありました。
え・・・一瞬 ばからしい と思ってしまいました。でも、
“あれは 本当ですか”と聞かれたときに、
私がクリスチャンとして
答えるだけのものをもっているだろうか、
ただ、聖書とは違うだけでなくて…
そんなことを考えながら番組を見ていました。
でも、番組で勝手にいろんなことそれらしく言っていたなぁ。

投稿: ma- | 2006.05.21 06:46

ma-ちゃん
私も仕事しながら見ましたが、
コプト語の資料が出てきたと言う説明の映像に、
死海写本のクムランの洞窟が出てきたり・・
途中で見るの止めました。

先日、Book Offで「天皇家とユダヤ」の関係の本があり、
ちょっと読みました。
そういうのって、タブーに触れるみたいで、
人は興味を持つんでしょうね。

投稿: Bamboo-shoot | 2006.05.21 19:54

だいぶ時間が過ぎてからのコメントになってしまいましたが。。
さっき映画を観て来たので。

日本みたいにキリスト教のバックグラウンドがない国だと、
特に自分の信仰と照らし合わせずにこの手のフィクションを単に娯楽として、
ある意味素直に楽しめるんですかね。

結構ドロドロしてました。(映画だし・・そういうのが好きな人多いんだろうね)
そこで疑問をもって、真理を求める人もいればいいですけれどねー。

一緒にいった人は結構ダヴィンチ・コードを読み込んでいて、
そっちに書かれていることが事実だと思っているようだったので、
クリスチャンの立場としては、できる限り説明はするけれど、
個人の思想を尊重しつつ信じているものを話すのって結構難しいものですね。

投稿: akiko | 2006.06.08 00:39

akiちゃん:
久しぶりですね。コメントありがとう。
「ダ・ヴィンチコード」見たんだ・・。

著者ダン・ブラウンのHPを見ると、
この本はフィクションだと言い、
彼自身もクリスチャンだと言いながら、
登場人物の考えが真実であるかのように
結論付けているので、
本当だと信じてしまう人がいるようです。
彼自身はこれが真実とは言っていない、
組織や資料は実在するものとだけ言っているのですが・・。
そして真偽の判断は読者に任せると・・・。

ちょっとトリックを感じるけど、
私自身は、神さまを信じる者が、
喜んで生きていることに勝る証はないと思っています。

投稿: Bamboo-shoot | 2006.06.08 15:46

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